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「光と風を計算し尽くす」

―風光はプロに任せる―

Style@HOMEでは、部屋の使い方は自由に変えられますが、窓の位置や大きさ、採光は、私があらかじめ決めた通りにしてもらっています。

 

なぜなら、私は“風光についてはプロに任せた方がいい”と思っているからです。

風と光をあやつるにはテクニックが必要です。

 

窓を大きく、たくさんとれば、光や風が十分に入るというものでもありません。

またひと口に窓と言っても、風を入れるための窓、光を入れる窓、そして人が出入する窓など、それぞれに役割が違います。

風は下から入れて上へ抜いた方がいいなど、部屋の中の空気の流れも計算しなくてはなりません。

 

 

―お手本はコートハウス―

Style@HOMEは、狭小地でも北向きでも、敷地を選ばずに建てられることが、設計の際の大きな条件でした。

 

隣家との間のスペースが狭く、窓を開けることができない。北向きで日照時間が短い。

そんな場所でも、十分な光と風を取り入れることができるようにするためにはどうすればよいか―。

 

私はコートハウス(★1)の考え方を取り入れることにしました。

つまり、外部面に大きな窓を設置せず、中庭的な吹抜けやフリースペース部に大きな開口を設けたのです。

 

窓や外壁の配置バランスにより外部からの視線を遮断、建て込んだ住宅地でも、窓を開放することができるようになりました。

空から直接光を取り入れるので、北向きの土地でも光いっぱいで、心地よい風が通る家になりました(★2)。

 

光と風に関しては任せてください。そして開放的な明るい家の中で、自分スタイルの暮らしを楽しんでください。

 

★1 建物や塀で囲まれた中庭(コート)をもつ家

★2 上からの光は壁からの光の3倍の採光効果がある